仕事と疲労と健康と
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現代の社会においては、仕事に伴って発生する疲労や過労の問題が話題となることが多くなってきました。疲労は正常な生体反応であり、人間の生活活動を継続すれば、だれでも起こりうる現象です。しかし、それに対して何も対策を立てなければ、過剰な疲労がおこったり、疲労が慢性化したりして、過労状態に陥り、さらには、疾病発生につながる重要な課題といえます。とくに、職域においては、勤労者の疲労が、勤労者自身の健康問題であるばかりではなく、職場の安全や生産性にも関わる事象であり、対応策を十分に考え、実践することが必要となっています。最近では、急性型の疲労問題から慢性的な疲労状態に関する問題が起こっており、職場の疲労対策は一層重要なものになってきているといえるでしょう。疲労対策には個人レベルと集団レベルでの対策があると思われますが、その中でも職場ごとの多面的な対応が不可欠だと思われます。本稿では、産業疲労に関する概念と対応策について検討してみました。
- 中部大学の論文
著者
関連論文
- 中部大学フェアにおける健康相談コーナーを実施して : メタボリックシンドロームに関する基礎調査結果
- 「自覚症しらべ」による連続夜勤時の疲労感の表出パターンの検討
- 2.夜勤時の作業間運動が選択反応時間,持続的注意力および主観的訴えに及ぼす影響(一般演題,平成19年度東海地方会学会,地方会・研究会記録)
- 10.職域における生活習慣病危険因子の検討(一般演題,平成18年度東海地方会学会,地方会・研究会記録)
- 9.連続夜勤による疲労の発現・進展過程の検討 : 疲労感表出パターンの分析を中心に(一般演題,平成18年度東海地方会学会,地方会・研究会記録)
- 1.タイにおける自主対応型運動器疾患予防に関する国際規格を利用した取り組み(研究会シンポジウム2(労働衛生国際協力研究会):アジアに普及するグッドプラクティスアプローチと進出企業,地方の時代の産業保健,第79回日本産業衛生学会)
- 仕事と疲労と健康と
- 病院看護師のタイプA行動とバーンアウトとの関連性について