社会的弱者(マイノリティ)に対する現行実定法の不備と運用課題
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概要
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本稿ではホームレスに対してどのような法的保障が可能なのか,また憲法的価値に沿ってそれが運用されているのか,実体法がどのように運用されているか等を,主に生活保護法関連法令をもとに解釈論的・立法論的検討を行う。まずホームレスに対して現行法ではどの法律が適用されているのか,行旅病人及行旅死亡人取扱法と生活保護法からその適用要件を見る。次にホームレスに対して現在なされている運用上の問題点,とくになぜ生活保護受給の制限がなされているのかを判例の解釈も参考にして考察する。
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