大脳新皮質型人工知能による言語獲得モデルについて
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概要
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人間の第一言語獲得はチョムスキーの普遍文法を基礎とするモデルや,人間の認知能力を基礎とするモデルなど様々な立場から説明をされてきた。本論では,大脳新皮質を構成する柱状組織による記憶と予測のシステムが言語獲得の基盤であると考え,柱状組織のネットワークによる言語の獲得の可能性を検討すると共に,これを基盤とする言語獲得モデルの構築を試みている。また,これをコンピュータ上に再現するために必要と思われる前提条件や,獲得目標についても検討し理論構築を行っている。