精神科学的教育学から人間の本質を捉える
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概要
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ディルタイは『精神科学序説』(1883)の中で生の哲学を前提とした精神科学の体系的な基礎づけを行っている。彼は知覚,思惟,論理学,意識,省察,思慮について明らかにしていく。彼の場合,生こそが哲学の出発点であった。彼の弟子のシュプランガーは生のプロセスを有意味的な連関として,精神科学的心理学に基づく精神科学的教育学を構築した。この論文では,生の哲学者の代表的存在である2人に焦点を合わせて,人間学とそれによる教育論を紹介し,その応用可能性について探っていきたい。
著者
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