国立公園のインタープリテーションにおけるビジュアルデザイン : アメリカ,日本及び台湾の国立公園における実態比較を通して
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概要
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国立公園は、近年、エコツーリズム(ecotourism)の潮流を受け、自然と人間のコミュニケーションがますます重要になってきている。インタープリテーション(interpretation)は自然と人間の架け橋と考えられ、その実行手法の中で、ビジュアルデザインは公園の印象や訪問者の余暇体験に大きな影響を与えている。本論の目的は、国立公園のインタープリテーションにおけるビジュアルデザインのあり方を探ることである。研究方法として、まず、国立公園におけるインタープリテションの概念を整理し、次に、アメリカ、日本、台湾の国立公園におけるビジュアルデザインの計画方針を調査した。さらに、三ヶ国の国立公園におけるビジュアルデザインの現状を比較・解析し、提言を試みる。今回の調査研究を通して、次の3点が明らかになった。(1)体系的なアイデンティティ構築の必要性、(2)先端技術の活用と多様な利用者に適合するメディア開発の必要性、(3)地域の特徴を引き出すこととサイン等の整理の必要性。
- 2008-11-30
著者
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