ドイツ企業による日本企業のM&A : 競争優位を作るために
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概要
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技術進歩,規制緩和と需要拡大の背景下,1990年代後半からドイツの製薬化学関連企業と自動車関連企業は日本に進出して同業種の日本企業を盛んに買収してきた。このM&Aの市場活動により,ターゲットである日本企業は成長率の変化が発見されなかったが,普遍的な業績改善と労働生産性向上の傾向が見られた。これは,ドイツを含む外国企業によるM&Aは,経営資源の整合と新しい経営ノウハウの導入,生産技術力を強化しながら日本企業の国際的な競争優位に寄与していると示唆できる。
- 日本財務管理学会の論文
- 2007-04-27
著者
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