生鮮トマトの大規模生産施設の生産性向上と技術的課題
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概要
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大規模菜園における生鮮トマトの生産について,いわき小名浜菜園の事例を中心に,生産性向上への取り組みと課題について紹介する.ロックウール培地を用いた養液栽培で周年栽培を行なっている.実証データと植物生理に基づき,品種・生育状態・天候に応じて,環境・給液を調節することでトマトの活性を引き出し,年間の総収量は50kg/m^2近くまで向上している.管理基準のマニュアル化,公式化による生産安定化も進めているが,収量向上だけでなく,菜園運営全般の生産効率向上に取り組んでいる.
- 2008-12-19