5.1 Center for Magnetic Self-Organization in Laboratory and Astrophysical Plasmas(CMSO)の活動におけるMSTの役割(5.プラズマ科学における高ベータ自己組織化プラズマ,<小特集>ITER時代における大学の革新的閉じ込め概念研究のあり方)
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概要
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プラズマ物理の基本に関わる多くの重要な現象が実験室プラズマや宇宙プラズマで観測されている.例として磁気リコネクション,ダイナモ,運動量輸送,磁気乱流,イオン加熱などをあげることができる.これらの現象の動的過程がCMSOの活動において鍵となる研究課題である.これらの現象はすべて,MST実験で観測されているので,RFPはこれらの現象を研究するのに特に適している.さらに,これらの現象は相互に関係しあっている。たとえば,リコネクションによって解放される磁気エネルギーの散逸がイオン加熱を支配する.運動量の輸送はプラズマの流れとダイナモに影響を与える.ダイナモはプラズマ電流分布の確立に寄与しており,プラズマ電流分布は磁気乱流やリコネクションに影響する.MST RFP装置で観測された自己組織化現象のハイライトを紹介し,CMSOの目標について簡単にレビューする.
- 2008-11-25