4.2 燃料粒子補給の観点からの自己組織化プラズマ研究のITERへの貢献(4.核融合開発プロジェクトと高ベータ自己組織化プラズマ,<小特集>ITER時代における大学の革新的閉じ込め概念研究のあり方)
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概要
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効率的で非誘導な定常電流駆動運転において,密度分布を乱さない中心領域への種々の燃料粒子補給システムが要求される.ITERではブートストラップ電流が50%以上,3000秒のパルス運転が計画されている.定常状態の条件でこの電流を維持するためには,必要な場所に,必要とされる回数だけ燃料粒子を補給できるシステムが必要とされる.しかし同時に,ブートストラップ電流駆動の高比率を保持するには圧力分布を逆に乱してはならない.CT入射を基盤にした先進燃料補給システムはこの条件に適合する性能を有しており,さらにプラズマの安定性限界を改善するためのトロイダル運動量の入射源にもなりうる.しかし,ITERの後半の運転期またその後の磁気閉じ込め方式によるアプローチにおいて,核融合発電炉で重要となるこの要素技術を発展させるためには,今のトカマクや球状トカマク装置でさらに実験データを積み重ねていく必要があろう。
- 2008-11-25
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