微生物産生ポリエステルの実用化に向けて(<特集>バイオテクノロジーによる循環型産業の新展開と問題点)
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概要
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国内で生産されているプラスチックは,年間約1400万トン(2006年)である.そして毎年膨大な量が廃棄されており,これらの大量廃棄物による埋め立て処分場の不足や環境汚染問題が深刻化している.また,1997年に第三回気候変動枠組条約締結国会議が開催され,京都議定書が採択(2005年2月発効)されたことから,地球温暖化防止に向けた温室効果ガスの削減が大きな課題となっている.これまで生分解性プラスチックは廃棄物や環境汚染といった課題の解決策として開発されてきたが,現在ではさらに温室効果ガスの削減といった視点から環境調和型生分解性プラスチックが強く求められるようになっている.当社は,バイオマス由来の生分解性プラスチックが環境問題に加えて温室効果ガス削減といった課題も解決できると考え,循環型社会の構築を目指して微生物産生ポリエステルの実用化に向けた取り組みを行っている.
- 2008-11-25
著者
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