大腸菌WP3101P〜WP3106P株を用いた突然変異誘発スペクトルの解析に関する共同研究 : 前培養培地の影響
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概要
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Lac^+ reversion assay with the E. coli strains WP3101P-WP3106P, derivatives of WP2uvrA/pKM101, have been used to determine mutational specificity of mutagens. A minimal glucose medium supplemented with tryptophan (MGT) is used as a preculture medium in the Lac^+ reversion assay. Nutrient broth (NB), on the other hand, is usually used for Trp^+ reversion assay with the strain WP2uvrA/pKM101. To improve the test procedure using a common preculture medium, we investigated the sensitivity of tester strains WP3101P-WP3106P against 11 kinds of mutagens when they were precultured in NB or MGT medium. In the Lac^+ reversion assay, cells grown in MGT were as sensitive to MNNG, ENNG, EMS, and N^4-aminocytidine as those grown in NB. However, mutagenicities of MMS, captan, 5-diazouracil, and Na-azide were scarcely detected with NB-cultured cells. In contrast, cells grown in MGT were less sensitive to several mutagens in the Trp^+ reversion assay than cells grown in NB. Therefore the use of a common preculture medium is not recommended for the Lac^+ and Trp^+ reversion assays.
- 2003-04-30
著者
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池畑 政輝
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(jems・bms):(財)鉄道総合技術研究所環境工学研究部
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荒木 明宏
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(jems・bms):日本バイオアッセイ研究センター変異原性試験部
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石原 啓美
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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小林 孝子
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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中川 慎也
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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尾崎 正康
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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加藤 雅之
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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鐘尾 美江子
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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須井 哉
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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坂田 武
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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島田 弘康
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(JEMS・BMS)
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須井 哉
Jems Bms精度管理試験・共同研究グループ
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小林 孝子
キヤノン株式会社化学品質評価部
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島田 弘康
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(jems・bms):第一製薬(株)安全性管理部
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尾崎 正康
キヤノン株式会社化学品質評価部
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鐘尾 美江子
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(jems・bms):広栄テクノサービス(株)安全性試験グループ
-
石原 啓美
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(jems・bms):コニカ(株)環境安全推進室
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中川 慎也
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(jems・bms):大正製薬(株)安全性研究室
-
坂田 武
日本環境変異原学会・微生物変異原性試験研究会(jems・bms):(株)富士バイオメディックス試験研究部
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加藤 雅之
Jems Bms精度管理試験・共同研究グループ
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