軽井沢ショッピングプラザというファッション基地 : 「ファッション観光論」という視点から(観光文化経済学(1))
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概要
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「軽井沢」というフレーズに触れるとき、どうしても「観光」へと誘われる思いを禁じ得ない。それはその造形のたたずまいがひときわ「ファッション」という命脈を垣間見せ、「ファッション」の皮膜は満々と「観光」の泉で満たされていることを無言のうちに語り、それが軽井沢の個性の源であり、魅力の根幹となっている。この2つの領域の共鳴と統合は、「軽井沢の文化表象」という新たなベクトルを華麗なる領域として、この21世紀の時空を切り裂いていると言って良い。なぜなら「軽井沢」という1つの空間のなかには、2つの文化が同居しており、「観光文化」と「ファッション文化」という両面を持つからである。小論の論旨は、「ファッション観光論」(著者自身が提言する新たな研究領域)を構築すべく、「ファッション観光試論」及び「ファッション観光総論」を示唆したものである。同様に小論は「観光学」と「ファッション学」に必要とされる学際的なパースペクティブを持つ学問領域の黙示録とでも言えるものでもある。
- 上田女子短期大学の論文
著者
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