災害の都市社会学 : 学史的整理と課題
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概要
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災害の研究というと防災を規範とした政策科学のイメージが支配的である。しかし災害は、普段は意識されにくい現代都市の物理的存立条件やその脆さを顕在化させ、平時を前提に構築された都市社会学の認識枠組に見直しを迫る契機を宿している点で、都市社会の基礎的研究にとっても示唆に富んだ研究対象である。以上のような考えに立ち、本稿では都市と災害の関係をテーマとした先行研究をレビューし、その到達点と課題について検討する。
- 香川大学の論文
著者
関連論文
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- 藤田弘夫・浦野正樹編, 『都市社会とリスク-豊かな社会をもとめて-』, 東信堂, 2005年, B6判, 353頁, 2100円