SPMを基準としたスピーキング・テスト : 学習者のコンテクストに適した評価システムの開発
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概要
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本学国際社会学科国際コミュニケーション専攻では、学生の英語コミュニケーション能力向上のため、またそのような教育・学習効果測定の一環として、2007年度より対面面接型英語能力試験(スピーキングテスト)を実施している。このテストは、SPM In-class Speech Test(Soresi, 2004, 2008)を原型として、本学学生の進度等の特性に応じて調整を加えた(Contextualized)もので、質問に対する自由応答の発話率(speech Rate)を測定する。この試験の定期的な実施により、英語コミュニケーション能力の中でも、とくに談話を継続・展開し、表現内容を発展させる能力の向上が期待できる。本稿では、本テストの原開発者であるS.ソレイシィと本学における改良の一部を担当した鈴木が、まずテストの開発理念と特色について、テスト理論や第二言語習得理論の諸概念を用い説明する。次に、実際に英語における発話率を測定する際の具体的規則を、機能言語学・談話研究等における知見をふまえつつ提案する。
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