本稿は1997年の通貨危機により国内の貧困問題に対峙せざるを得なくなったタイが、いかにしてその問題を切り抜け、さらにその方法論をバネに福祉国家への道を模索しようとしているのかという政策プロセスを、30バーツ政策を切り口として考察した。
兵庫大学健康科学部