幼稚園教師の運動遊びに関する指導理念の調査研究
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概要
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近年,加速する一方である子どもの体力低下に影響する一因として,幼児体育から小学校体育への連続性の欠如が示唆されている。幼児における運動指導は,運動遊びを基本として行われており,この運動遊びに対する幼稚園教師の指導理念が幼児の運動経験や運動能力獲得と,それに伴う体力の向上に影響を及ぼし,その充実が小学校体育への連続性を高めると考えられる。そこで,本研究では幼稚園教師の運動遊びに対する指導理念を調査し,それが子どもの体力や運動能力に及ぼす影響を検討することを目的とした。その結果,幼稚園教師は,幼児の自発的運動欲求を重視し,必ずしも運動の発育・発達段階やステージを考慮した指導を行っていない傾向が示された。このことから,この指導理念の変容が子どもの体力低下を抑制する一因となる可能性が示唆された。
著者
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