慢性腎不全保存期における食事療法について : エネルギー・たんぱく質摂取量と腎機能の経過
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概要
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腎臓疾患における栄養食事療法は薬物療法とともに治療方法として確立されており,保存期慢性腎不全成人期症例においてはたんぱく質制限食による腎機能低下抑制効果が報告されている。乳幼児,小児保存期慢性腎不全においては,成長発育段階にあることを考慮し,腎機能低下の抑制,かつ成長発育を促す栄養管理が必須であると考えられる。本研究では保存期慢性腎不全離乳期症例の栄養管理を行い,エネルギー,たんぱく質摂取量ならびにエネルギー・たんぱく質摂取比率と腎機能の推移を検討した。BUNの年間推移より指示栄養量に相応するエネルギー摂取量の確保ならびに適正なエネルギー.たんぱく質摂取比率の維持が腎機能低下抑制に対して有効であると認めた。
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