D-アミノ酸がHelicobacter pyloriの電子伝達系に与える影響について
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概要
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Helicobacter pyloriはヒトの胃粘膜上皮に生息する微好気性細菌である。近年の研究により,本菌が胃潰瘍,十二指腸潰瘍の主要な原因菌であることがわかってきた。また従来生物はL-アミノ酸のみを使用していると考えられてきたが,近年多くの生物でD-アミノ酸の存在が確認されている。我々は,本菌のD-アミノ酸代謝とエネルギー生産との関係関係を調べるために,D-アミノ酸を基質として本菌の電子伝達系を分光学的に観測した。
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