看護学科における感染症対策の一考察
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概要
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平成19年5月ごろから,大学生の間で成人麻疹の流行が発生しているという報道があり,特に関東周辺の大学が閉鎖されるというような事態になり,本学看護学科でも麻疹の流行を危惧し,「緊急連絡」として学生に健康管理に留意するよう早期に周知してきた.最終的には,本学看護学科から2年生1名の麻疹発症者のみで終息となったが,3年生の臨地実習が麻疹の抗体価検査を実施しておらず1週間中止となった.そこで,今回の本学看護学科の麻疹発生の対応を今後の感染症対策に生かしたいと考え検討をした.その結果から,感染症対策マニュアルの作成や入学前に予防接種を受けていることの確認,また入学時に抗体価検査(麻疹・風疹・ムンプス・水痘・HBs抗体)を実施するなどの対策が必要であると考える.これらのことを今後の感染症対策への提言としたい.
- 桐生短期大学の論文
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