老年看護学実習における看護技術体験率と技術教育のあり方
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概要
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本学で作成した老年看護学実習技術体験項目表を用い,技術水準1〜3の体験率及び全く体験されなかった体験率を明らかにし,老年看護学における技術教育のあり方を検討した.体験された項目の多くは日常生活援助技術であり, 80%以上学生が体験できた項目数は水準1・2共に3項目であり, 60%以上の学生が体験した項目数は水準1では11項目,水準2は10項目,水準3は0項目であった.結果,老年看護学において看護実践能力を育むための技術教育のあり方について以下のような結論が得られた. 1. 水準2・3項目内容の見直をするとともに,水準1での技術体験の推進をするために,実習施設との調整の必要性. 2. 学内技術演習や学内技術演習試験等の講義内容の検討の必要性. 3. 必ず体験させたい技術項目の明確化の必要性が示唆された.
- 桐生短期大学の論文