近赤外線分光法による簡易組織酸素モニタの開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
最近、近赤外線分光法を利用した酸素モニタは、主に大脳皮質表面部分の組織酸素を非侵襲的に測定することで、脳代謝、小児神経、麻酔手術等の分野で使用されている。一方、筋肉組織酸素のモニタとしてスポーツ医学、リハビリテーション、東洋医療の分野でも広く利用されるようになった。NIRSの原理は比較的単純であるが、微弱な光量を計測する必要があるため、現在もこの装置は高価で、筋肉組織酸素の計測に用いる分野では容易に入手できるとは言い難い。ここでは、最近市販されている性能の良い電子部品を組み合わせることによって、充分使用に耐える酸素モニタを安価に開発できることを示す。この装置はPCに接続されたUSBデータ収集装置とそこから必要な電力が供給される回路システムからなっていて,軽量で取扱が簡単である。また、血液中の酸素成分の変化はPCの画面にオンラインで表示される。
- 関西医療大学の論文
著者
関連論文
- エアマットレスを用いた血液透析中の体動評価とその臨床応用の可能性(平成18年度奨励研究報告)
- 近赤外線分光法による簡易組織酸素モニタの開発
- USBデータ収集デバイスとそのアプリケーション開発
- 学内LAN用Webアプリケーションの試験運用