アイロニー発話の処理過程解明に向けての探索的研究 : ISIの設定は有意味性判断課題の反応時間に影響を与えるか?(ポスターセッション,人間の日本語文理解・産出)
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概要
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本研究は、有意味性判断課題を用いて、アイロニー発話の処理過程を解明することを目的とする。その際に、実験計画上、アイロニー発話からターゲットまでのISI(刺激間隔)をどのように設定すればよいのかについては不明な点が多い。本研究ではISIの設定を操作した上で5つの実験を行い、この問題について探索的に検討した。実験の結果、先行する刺激が提示されてから同一の時間が経過した時点において、ISIの設定によって異なった結果が得られた。このことから、ISIをブロック間で500msに固定して、ISIを操作する代わりにアイロニー発話の提示時間を操作するという方法を用いるのがよいのではないかと考えられた。
- 2008-08-01
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