算術符号を用いた伝送システムにおけるポアソン到着シンボルの遅延(一般セッション,フレッシュマンセッション,一般)
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概要
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本研究では,定常無記憶情報源からポアソン到着に従うタイミングでシンボルを取り出して算術符号化を行ったときの遅延について考察する.符号器から復号器へ符号語を送る伝送レートには上限があると仮定し,符号語を保護するために十分大きな送信バッファを設置する.従来研究として,ポアソン到着た従うタイミングで到着するパケットを転送するシステムに関する考察[1]があるが,本研究は,パケットの内容までも考慮に入れてエントロピー符号化した場合のシステムに考察対象を具体化したものである.本稿では,到着レートと遅延に関する実験結果を報告し,平均遅延を最小化すると遅延の分散も小さくなることを示す.また,符号化による遅延と送信バッファによる遅延に分けて平均値と分布を考察する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-07-18
著者
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