ホームヘルパーにおける生活援助としてのコミュニケーションスキル : 青森県内におけるホームヘルパーのアンケート調査結果を通して
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は、青森県内のホームヘルパーを対象に対人援助におけるコミュニケーションスキルの活用の現状を調査し、その実態を明らかにすることにある。その結果、(1)ヘルパー業務の中で身体介護や家事援助と並んで、相談業務という心理社会的業務を行っているヘルパーが50%にのぼる、(2)何らかの形でコミュニケーションスキルを活用しているものは、79%存在する、(3)最も多く活用されている技法は、うなずき・相槌・共感・明確化・繰り返しなどである、(4)利用者との信頼関係や親密性を維持するためのコミュニケーション効果については、情緒的・精神的・心理的に安定する、ことや行動障害の軽減・性格が穏やかになる・存在認知が出来るなどが挙げられている。これらの結果から、対人援助の専門職としてのホームヘルプサービス業務の確立のためには、コミュニケーションスキルが不可欠なものとして活用され、利用者の精神的・心理的・情緒的支援に活用されなければならない。
著者
関連論文
- ホームヘルパーにおける生活援助としてのコミュニケーションスキル : 青森県内におけるホームヘルパーのアンケート調査結果を通して
- 社会福祉援助技術現場実習生から見た特別養護老人ホーム職員のレジデンシャルワーカーとしての専門職資質をめぐる若干の課題 : 学生の自由記述による具体的把握を通して
- 高齢者の生活支援をめぐるケアマネジメントの援助方法をめぐる課題 : 高齢者虐待問題を中心に
- 地域福祉情報提供システムの実態と課題 : 国内自治体における社会福祉施設等情報提供サービスに関する調査を通して(第1回青森県立保健大学学術研究集会)
- 障害者福祉領域の社会福祉援助技術現場実習の課題 : 社会福祉士養成教育における周辺専門知識活用の必要性
- 地域福祉情報提供システムの実態と課題 : 青森県における社会福祉施設等情報データベースの構築に向けて
- 特別養護老人ホームにおける高齢者虐待防止研修ニーズの実態と課題−青森県内の特別養護老人ホーム職員のニーズ調査結果を手掛かりに−
- 「福祉コミュニティ」推進としての地域福祉 : 地域福祉概念の検討を通して
- 在宅介護支援センターにおけるケアマネジメント実践の課題 : 高齢者虐待問題とケアマネジメント機能を中心に
- 介護保険制度におけるケアマネジャーの実態 : 青森県在宅介護支援センターの職員の業務実態調査の分析を通して(第1回青森県立保健大学学術研究集会)
- 地域保健福祉学分野(青森県立保健大学大学院健康科学研究科の現状と展望)
- 地域福祉計画と「福祉コミュニティ」の形成