軽度発達障害を持つ児童へのアセスメントに関する事例研究 : ICFを用いたアセスメント
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概要
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軽度発達障害児には,個人的要因と環境要因が複雑に関係した生活課題が大きく存在している.本研究は,軽度発達障害児の生活課題を明らかにすることを目的として,国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health : 以下ICF)を用いてアセスメントを行った事例報告である.私たちは本人の調査結果を「A児に対する支援のための社会資源マップ」と,「A児のICF関連図」に整理し分析した.その結果,本人と環境とのコーディネートの必要性とその難しさを再確認した.このICFを用いる方法は,生活機能というプラス面から捉え,さらに環境因子からの観点が加えられているために,気づきにくい,分かりいくいといわれる軽度発達障害児へのアセスメントを行う上で有効な手段であると評価できる.
- 川崎医療短期大学の論文
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