老年看護学実習での高齢者とのコミュニケーションにおける教育課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,看護学生の実習中における高齢者とのコミュニケーションに焦点をあてて,全領域の臨地実習終了後の調査をまとめた.その結果,看護学生が高齢者とのコミュニケーションにおいて工夫した内容で最も多かったのは[接し方]であり,『患者の目線で語す』『挨拶をきちんとする』等,基本的コミュニケーション技術を使いながら高齢者とかかわっていた.実習指導者や教員に指導を希望する内容としては,「自虐的な言葉や『死にたい』などといわれた時,どうすればよいか」等の具体的な対処方法や,「信頼関係の築き方」「敬語の使い方」「間の取り方」が多かった.以上の事から,今後は看護学生に対して,個別に患者とのかかわり方についての継続的支援を行いながら,基本的コミュニケーション方法の具体的指導を強化する課題を得た.
著者
関連論文
- 老年看護学実習での高齢者とのコミュニケーションにおける教育課題
- 看護大学生のボランティア活動における自己教育力に関わる学習成果--教育的支援であるグループワークでの発言内容の分析
- 看護大学生のボランティア活動における自己教育力に関わる学習成果 : 教育的支援であるグループワークでの発言内容の分析
- 看護学生の認知症高齢者との関係 : 印象に残っている場面での気持ちに焦点をあてて
- 看護学生の講義・演習・実習による高齢者イメージの変化
- 基礎看護学実習IIにおける実習過程に伴う看護学生の思い : 達成動機が高まった学生を対象とした調査から
- 看護学生の入学動機と自己教育力との関連