幼児,児童,生徒の朝食欠食を促す要因に関する系統的レビュー
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概要
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朝食欠食について,系統的レビューを行った。朝食欠食に最も関連している項目として「就寝時刻の遅延化」が挙げられ,背景には「生活の夜型化」や「食習慣の乱れ」も関与している可能性が考えられる。幼児・児童の「就寝時刻」および「生活習濱」に最も影響を与えている要因は「母親の生活信条」であった。「生活環境による生活習慣の違い」による朝食欠食率の差は見られなかったが「生活リズム」に違いが見られ,大都市の児童は「夜型」であるが「生活が規則的」であった。朝食欠食には「個食(もしくは孤食)」が強く関連していることから,保護者(特に母親)の影響が大きいことがわかった。また,調理済み食品の使用金額および使用頻度も増加していることから,児童・生徒の保護者を含めた日本人全体の食に対する意識の低下がうかがえる。
著者
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小林 奈穂
新潟医療福祉大学健康科学部健康栄養学科
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篠田 邦彦
新潟大学大学院現代社会文化研究科現代文化論専攻生活健康行動科学分野
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篠田 邦彦
新潟大学大学院医歯学総合研究科公衆衛生学分野
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小林 奈穂
新潟医療福祉大学健康科学部
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