林業への公共政策の問題点(統一テーマ:日本に林業は必要か,2002年春季大会論文)
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概要
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過去約20年間,木材価格は低落の一途をたどり,国産材の生産量は低迷を続けてきた。その結果,森林を林業として産業政策のなかに位置づけることは極めて困難な状況にある。林業は,今後,公共政策においてどのように位置づけたらよいのであろうか。日本の林政は,経済政策,社会政策,地域政策が渾然としてあいまいな形で進められてきたといってもよい。そして近年は,環境政策として森林を位置づけて林業の活路を見いだそうとしている。ここでは,公共部門,とりわけ政府の林業に対する量的政策が需給政策にどのように関わるのかを説明し,林業に対する公共政策の方向を考えていく。特に,林業税制についてはやや詳細に説明し,その効果を検討することになる。
- 林業経済学会の論文
- 2002-03-15
著者
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