重症心身障害児に対する感覚刺激の役割 : 生活における作業療法としての感覚刺激の紹介
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概要
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国立病院機構重症心身障害児病棟において,重症児に対して『感覚あそび』を導入した。そこで,重症心身障害児の障害の捉え方について作業療法の視点からのべ,この子ども達のおかれている状況を感覚面から概観し,実施した『感覚あそび』について紹介する。『感覚あそび』については,基礎となる作業療法理論を紹介する。中でも,重要な役割を果たすと思われる感覚刺激は,覚醒レベルの調整,気分の高揚と沈静,能動的な活動の糸口となっている。感覚が発達におよぼす役割,及び感覚刺激の充実が,重症心身障害児のケアに貢献する。
- 熊本保健科学大学の論文
- 2008-03-31