企業における効果的な英語教育の具体化 : 言語監査的アプローチの活用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従業員の国際言語としての英語能力の育成の強化に取り組む企業が増えているが,しかし,その方法及び成果は企業によって大きく異なる現状が見受けられる。これは,多くの企業における英語研修が,職場のニーズを的確かつ十分に反映したものではないことが一因であると思われる。ここでは,組織における英語コミュニケーションの最適化努力の一環としての社内英語研修に,「言語監査」(Linguistic Auditing)的アプローチを導入することの有効性に焦点を当てる。そして,国際舞台で活躍できる素養を持ち,現在の市場ニーズに応える人材の育成につなげるためにESP(English for Specific Purposes)の下位区分であるEBP(English for Business Purposes)の観点から,高等教育機関と企業における英語教育の間にどのように一貫性を持たせるべきかを考察する。