結核合併妊娠における胎盤の形態学的特徴
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概要
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結核は世界的に蔓延している感染症であり、患者数は2003年時にはロシア、日本、チェコの順である。更に深刻な問題として若年者に発症が多く、それゆえ妊婦が結核に感染し未治療のケースが多い。妊娠時における胎盤の虚血性変化は妊娠中毒症よりも結核に罹患した場合の方が強く、未治療の方が更に強い。これは胎盤の絨毛への血流障害、血管新生の障害が原因である。結核合併妊娠時に抗結核薬投与によって胎盤の虚血が改善される傾向にある。この度、病理組織学的見地からも抗結核薬による早期治療が胎盤の虚血改善に重要であると考えられた。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
著者
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廣田 茂
日本赤十字秋田短期大学 看護学科
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Yakimova A.V.
Russia州立Novosibirsk大学
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Nadeev A.P.
Russia州立Novosibirsk大学
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Shkurupiy V.A.
Russia州立Novosibirsk大学
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廣田 茂
日本赤十字秋田短期大学
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V.Yakimova A.
Russia州立Novosibirsk大学
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P.Nadeev A.
Russia州立Novosibirsk大学