出産後6ヶ月までの母親の健康自覚に関する研究
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概要
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出産後の母親の自覚的健康状態の変化を把握し日常生活の適応促進へのケアの基礎資料とすることを目的として,正期産で経膣分娩した女性27名に対し6ヶ月時まで縦断的に5回,身体的自覚症状に関する調査を行った。その結果,出産後4日には分娩の影響による症状が多く,2ヶ月以降は育児を含めた日常生活による症状が多く見られた。出産後2ヶ月以降は身体的自覚症状がないことが非妊時の健康状態への回復自覚に繋がり,さらに4ヶ月以降では分娩の影響による症状がないことが健康回復自覚と関連していると考えられた。その他出産後の健康回復自覚に関連する要因として,日常生活への支障の程度が「かなりあり」の症状が減少の傾向にあること,分娩の影響による身体症状から育児を含めた日常生活による症状に移行していることを認識すること,が考えられた。
- 順天堂大学の論文
著者
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佐藤 弘美
順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院
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青柳 優子
聖路加看護大学大学院
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青柳 優子
順天堂大学
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島守 洋子
順天堂大学
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坂本 和代
東京臨海病院
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島守 洋子
順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院
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佐藤 弘美
順天堂大学医学部附属浦安病院
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佐藤 弘美
順天堂大学医学部付属浦安病院
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