小型超音速実験機(NEXST-1)通信系統設計の飛行実験検証
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概要
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小型超音速実験機NEXST-1(以下,ロケット実験機)の第2回飛行実験は,平成17年10月10日早朝,南オーストラリア州ウーメラの実験場で実施され,CFD検証データ取得を始め全てのミッションを達成して飛行実験は成功した。 ロケット実験機の通信系統は,機上と地上を一対の通信系として,飛行データ伝送系のテレメータ装置,非常指令系のコマンド装置,飛行追跡系のレーダ・トランスポンダ装置の3つの通信系で構成されている。本研究開発報告書においては,第2回飛行実験における各通信系の改良設計およびシステム改修について,飛行実験前にオーストラリアARA社の小型飛行機を用いて実施した各通信系装置の機能確認飛行試験の結果について述べ,最後にロケット実験機の飛行15分22秒間で得られた各通信系受信信号強度指示値(RSSI)と回線設計値の解析・比較を行い,通信系統設計の妥当性ならびにIMUと追跡レーダの測位を比較した結果について報告する。実験機は背面状態でロケットブースタにより打ち上げられる。本回線設計の検証評価ではロケット噴煙損失モデルの妥当性についても触れた。
著者
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滝沢 実
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループ超音速機チーム
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村上 義隆
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループ超音速機チーム
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多田 章
宇宙航空研究開発機構航空プログラムグループ超音速機チーム
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中野 英一郎
宇宙航空研究開発機構宇宙基幹システム本部宇宙輸送プログラムシステムズエンジニアリング室
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多田 章
宇宙航空研究開発機構・新型航空機技術開発センター
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