日本と中国における租税政策の協調 : 移転価格税制を中心として
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
企業が海外に直接投資を行う, あるいは海外で事業を展開する際の重要な課題の内の一つとなるのは, 進出先の国の税制を含めた国際課税の仕組みを熟知することである。本稿では, まず始めに, この課題に関して, タックス・プランニングの概念を用いて考察する。次に, わが国の多くの企業が海外で事業を行うための進出先として中国を選んでいるが, 中国の移転価格税制に関して, その動向と執行状況について概観し, 日系企業が税務調査に対応するためのポイントを指摘する。そして, 日中の課税当局による租税政策の協調のための課題について述べていく。
- 城西大学の論文
- 2008-03-31