OLED光取り出し効率改善の検討 : 閉じ込め光解析とデバイス検証(表示用有機材料・デバイスその他,一般)

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概要

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OLEDデバイスの素子内部の閉じ込め光解析およびデバイス検証結果について報告する。OLED素子内部の多重反射・干渉効果を考慮することにより閉じ込め光の角度プロファイルの変化・偏光依存性を確認した。また、光取り出し効率を改善するOLEDデバイス構造として、凹凸散乱層導入型上面発光素子を提案し、その効果を検証した。凹凸散乱層を形成した基板を両面発光素子に貼り合わせた原理検討にて全光束比で1.66倍の改善効果があることを確認した。一方、凹凸散乱層をデバイス内に作りこんだ素子では全光束比で1.36倍と改善効果が低かった。更なる改善には光干渉効果の最適化、凹凸散乱層の散乱向上に加え、凹凸散乱層の低吸収化が必要である。
社団法人電子情報通信学会の論文
2008-02-25

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