130 地域性に立脚した住教育に関する研究 : (1)教員養成大学における住教育の現状(住教育)

概要

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中学・高校の家庭科教育・住教育に対する大学教師の考えは、(1)家庭科教育では人格形成や主体的態度、環境問題への関心、男女協力の姿勢などの育成が重要である。(2)家庭科教師は教育への熱意・社会問題への理解や知識・問題解決能力をもつことが必要で、教員養成課程の学生に対してはそれらの能力を育成することが必要である。(3)中学・高校の住教育の内容は、現代社会の問題である家族・地域・資源・環境などの問題や生活の基盤である住居の基本的内容について学ぶことが重要であり、住領域の授業時間を確立すべき、と考えている。大学における住教育については、(1)多くの教師が住教育を重要と考えている。(2)その理由としては家庭生活の基盤であり、地域・社会・環境と深く関わっていることがあげられる。(3)大学で行っている住教育内容は「住居の役割と機能」「生活と住空間」のほか高齢者などのための住環境が多い。大学教師は住居の基本的な内容とともに専門的な内容や住環境にかかわる福祉問題などが必要と考えている。(4)地域性に配慮した住教育については特性の明確な地域では行うべきだと考えている教師が多い。(5)その内容では地域の気候風土がよく行われている。(6)今後のあり方は住環境・自然環境・地球環境を考慮した内容や高齢者・障害者のための住環境について学ぶことが必要であると考えている。(7)現状に対する評価は全体的に不満が多く、とくに専任教員の人数や住教育を行うための施設・設備について強い不満をもっている。
1999-03-24

130 地域性に立脚した住教育に関する研究 : (1)教員養成大学における住教育の現状(住教育)

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