新潟市を対象とした数値気候モデルによる都市温熱環境に関する研究(その1) : 都市の発展形態の違いによる夏季の温熱環境の比較(環境系)

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概要

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新潟市が政令都市へと移行した場合、人口の増加に伴う新しい都市の発展形態が想定され、温熱環境の変化が予想される。本研究では、メソスケール数値気候モデルによって、新潟市中心部に建物用地が集中した場合と、新潟市郊外に分散的に配置されている場合の夏季の気候解析を行い、周辺や内部の温熱環境への影響を評価することを目的とする。本報では、解析および検討ケースの概要を示すと共に、検討ケースの解析結果を示す。集中的に配置した場合、新潟市中心部で現状よりも気温が上昇する結果となり、分散的に配置した場合、集中的に配置した場合よりも気温が上昇する領域や上昇の程度が少ない結果となった。また、分散的に配置する場合でも、配置する地域や、分散の程度によって、解析結果に違いがみられ、これらには海風が影響していると考えられた。
社団法人日本建築学会の論文
2005-07-10

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