新潟県長岡地区における冬季間の高流動コンクリートの調合と施工(構造・材料系)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高流動コンクリートの計画調合を定める場合は、試し練りや信頼できる資料によって強度、材料分離抵抗性、流動性、間げき通過性を満足することを確かめなければならない。コンクリートの高流動化に対する影響因子は多くの項目があるが、主なものとして骨材の特性(形状・寸法)、単位結合材量、混和剤量、コンクリート温度などが挙げられる。今回、新潟県長岡地区で冬季間に限定してではあるが、比較的少な目の単位結合材量と混和剤量で、かつ増粘剤を使用せずに必要な品質規定を満足する高流動コンクリートを得ることができた。この高流動コンクリートを使って、免震建物のアイソレータ用ベースプレート下部への充填とコンクリート充填鋼管造(以下CFT造)の鋼管内充填を模した実験を行い、無振動で良好な充填結果が得られたので報告する。
- 2004-07-17