テント部髄膜腫の摘出後,再発と同時に遅発性に発生した硬膜動静脈瘻
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概要
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テント部髄膜腫の術後13年を経て,dural AVF (arteriovenous fistula)が出現した58歳女性例を報告する.歩行障害にて発症したテント部髄膜腫に対し,左後頭下および後頭開頭にて腫瘍を摘出した.その13年後,耳鳴を主訴に再び受診した.血管撮影にてdural AVFと診断し,経動脈的塞栓術を施行した.再発性髄膜腫の横静脈洞への浸潤と閉塞がdural AVF発症の主な要因と考えられ,それを中心としたetiologyにつき文献的考察を加える.
- 2008-09-20