ウェーブレット解析を用いた,打音による樹幹内部の欠陥推定方法
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概要
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風倒木の発生と樹幹内部の空洞,腐朽などの欠陥には関係があることが知られている。しかし従来の樹幹内部の欠陥推定方法,および装置は,推定精度と非破壊検査の観点から実用レベルに達しているとはいえない。本方法では,樹幹を木製ハンマで打ち,ウェーブレット解析によって打音に含まれる周波数成分の時間変化をスペクトル画像で表し,その特徴から欠陥の有無を推定する。まず,丸太15本と実際に状態調査が実施された生立木702本のサンプルを使用して本方法における欠陥推定基準を作成した。次にこの欠陥推定基準をもとに本方法を生立木23本に対して適用,評価した。その結果,すべてに対して樹木医による欠陥ありの判定結果と一致し,うち17本で実際に欠陥がみられた。これとは別に,欠陥なし1本を含む生立木6本に対する適用では,すべての断面の状態と本方法の判定結果が一致した。
- 日本森林学会の論文
- 2008-08-01
著者
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