東京都立図書館の整理業務について : 日本語資料の場合(<特集>目録の現状と未来)
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概要
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東京都立図書館における日本語資料の蔵書データ(書誌・所蔵)作成は,設立以来100年間の蔵書約242万冊から,求める資料を的確に検索できることを目的とする。現システムでは,「日本目録規則1987年版改訂第2版」準拠で,記述の精粗を全て第2レベルに揃え,注記や請求記号を工夫することで,蔵書の歴史的蓄積を通覧できる体系的な資料組織と,対外的相互活用に耐えうる,標準的で精度の高いデータ作成を行っている。検索キーの多様化と,絞り込み機能の強化のため,件名付与と典拠コントロールを行う。都政資料(行政郷土資料)など特例事項が多い資料には,資料特性に応じたデータを作成し利用の便を図っている。
- 2008-09-01