人工生体膜を分子の輸送に用いるマイクロ流路デバイス(実験技術)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
脂質分子は,固液界面で自己組織化し,人工生体膜を形成しながら自発的にひろがる,自発展開現象を示す.本稿では,この人工生体膜の自発展開現象を表面パターンによって制御する手法を紹介する.さらにこの手法を応用して,分子の輸送および分子の反応場の提供,という二つの役割を人工生体膜に担わせる,新しい原理に基づくマイクロ流路デバイスを紹介する.動作は蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)の観察により確認した.本研究で可能となった,ドナー-アクセプタ濃度比に依存したFRET効率の定量性のよい決定法についても,あわせて紹介する.
- 2008-08-05
著者
関連論文
- 支持膜 : 固体表面に支持した脂質二重膜
- 有機バイオSPM研究会・2004報告
- 生体膜及び生体膜貫通タンパク質のAFMを用いた直接観察
- ポリシラン紫外・近紫外発光ダイオード
- ポリシラン系ポリマー発光ダイオード -紫外・近紫外発光素子へ向けて-
- 生命の世界・視えるものと観たいもの : 生体計測・SPMの可能性
- 23aZC-10 エンドグラフト高分子鎖のとる多様な超分子構造
- 高分子単一鎖のワイヤリングとナノスケール光電子物性
- 人工生体膜を分子の輸送に用いるマイクロ流路デバイス(実験技術)
- SC-13-3 基板上に主鎖末端を固定したポリシランの合成と物性
- End-Grafted Polysilane : Approach for Single Polymer Science and Electronics