ゆるやかに結合したLDAPツリーを用いた統合認証システムに関する研究(セキュリティ(1))

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概要

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現在、組織内に複数存在する認証システムを一つにまとめ、統合認証システムを構築することがよく行なわれている。統合認証システムは内部統制に必要であったり、組織内の人員を一元管理するのに利用されたり、あるいはパスワードポリシーを統一運用するために利用される。今まで利用されてきた複数の認証データベースをまとめ、統合認証システムを構築することは、各システムで利用されてきた各個人のアカウントやパスワードを一つに統合する作業が必要となる。この作業は、アカウントの変更を必要とすることが多く、管理者及び利用者に多大な負担を強いる。本稿では、電気通信大学情報基盤センターで運用中であるゆるやかに結合したLDAPツリーを用いた統合認証システムを紹介する。この統合認証システムは完全な統合を行なう前の前段階のシステムとして理解することができる。このシステムにより完全な統合認証までの移行をよりスムーズに行なうことが可能となる。
2008-07-17

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