NAPT内コントローラによる動的なポートマッピングを用いたプライベートアドレス間通信方式(セッション8:ネットワーク(2))
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概要
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IP枯渇問題の解決策の一つとして現在、NAPT(Network Address and Port Translation)が利用されている。だが、NAPTの存在により、グローバル空間からプライベート空間への通信の確立、およびプライベートアドレス間の通信は難しいものになっている。本論文では、異なるプライベートアドレス間で通信を行える手段として、動的ポートマッピングによる通信の確立方法を提案する。これまでのDynamic Hole Punchingと呼ぶ手法による通信に関する研究との相違点として、この論文では、本来グローバルネットワークに在るべき仲介役としてのマシン(ここではController)もプライベートネットワークにあることを前提としている。但し、その代りに各NAPTには一つの静的ポートマッピング設定を必要とする。最後に、この方法を利用したプライベートIPアドレス間VPN(Virtual Private Network)の構築を、フリーソフトであるOpenVPNによるVPN構築を例として述べる。
- 2008-06-12
著者
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