病産院における子育てを見据えた産褥期の支援の実態と助産師の役割認識
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概要
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本研究の目的は,病産院において実施されている産褥期の子育てを見据えた支援の実態と,助産師の役割認識を明らかにすることである。助産師117人を対象に質問紙調査を実施した。病産院における支援の実態は,母乳哺育,育児のどちらの支援も入院中の状況を中心に実施されており,退院後の親子が遭遇する変化や問題に対応したものではなく,子育てを見据えた支援とはいいがたい状況であった。助産師の役割認識も同様であった。助産師の役割認識が,産褥期の支援の実態に影響していることが推察された。以上のことから,退院後に遭遇すると予測される問題に対処できる支援,地域の子育て支援に関する情報提供を強化する必要がある。また,助産師には子育てという長期的な視点に立った役割認識が求められている。
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