地方都市のPRを効果的に行うためのPUSH型映像配信に関する考察
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概要
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大型小売店舗の全国展開により、地方都市のかつての中心商店街は、大きな打撃を受けている。中心商店街に訪れる人そのものの減少により、経営が成り立たずに廃業に追い込まれるケースや、商店街そのものの活気が失われたり消滅したりするケースも珍しくなしくない。そのような状況を改善するため、秋田県では、平成17年4月より、「中心市街地活性化事業」を行っており、地方都市のかつての活気を取り戻すための活動が行われている。秋田県能代市のNPO法人「白神ねっと」(以下、自神ねっと)は、上記事業を秋田県からの委託事業として行っている。当短大では、「地域商店街活性化のための映像配信」に関する相談を受け、平成18年度の共同研究として取り組むことになり、平成18年7月より同業務を開始した。望ましい映像配信結果を得るための条件として、(1)地域商店街の活性化につながること、(2)能代市のPRになること、を掲げ、具体的な映像配信モデルとしては、PUSH型映像配信モデルを採用し、概ね全ての条件を達成することができた。また、PUSH型映像配信は、従来の配信方法に比べて配信内容のPRを継続的かつ安価に行うことができるという結果も得られた。