有機ポリマーモノリスを用いる高速・高性能分離分析法の開発
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概要
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三次元的に連通した空孔を有する多孔質体(モノリス)は,従来の粒子充填型の担体と比較して,流体透過性が高く,また,物質移動効率に優れていることから,高速かつ高性能な分離・反応を低圧損で実現できる基盤材料・デバイスとして注目を集めている.著者らは,有機ポリマー製のモノリスカラムの高性能化と高機能化に取り組み,分離,精製,濃縮,反応等の化学操作を迅速かつ高効率に行えるデバイスの作製を検討してきた.更に,これらのデバイスを組み合わせて,低コストで省力的なマイクロ化学分析システムの開発を進めている.本稿では,著者らが最近取り組んでいる内径1mmのセミミクロサイズのモノリスカラムの研究成果を中心にその有用性を紹介する.
- 2008-07-05
著者
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