日常言語におけるBig-Five : 性格記述の分類と,評価性・叙述性の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,日常言語におけるBig-Fiveについて検討することであった。女子大学生(125名)から自由記述により性格記述を収集し,Big-Fiveへの分類(研究1)を行い,語彙の評価性・叙述性について検討(研究2)した。その結果,96.5%の記述がBig-Fiveのいずれかの次元に分類されたが,遊戯性に関する記述はほとんど得られなかった。また,本研究で得られた語彙は極端に評価性の高い語彙は少なく,叙述性がやや高い語彙であった。Big-Fiveの各次元において出現頻度の高い要素特性が存在しており,これらの次元が日常言語において有用性の高い特性概念であることが示唆された。
- 日本パーソナリティ心理学会の論文
- 2008-03-31
著者
関連論文
- P2-1 Big-Fiveを用いた日本語の性格記述語の検討 : GoldbergのIPIPを指標として
- 日常言語におけるBig-Five : 性格記述の分類と,評価性・叙述性の検討
- PC012 自発的性格記述の文法的特徴について : 文法的特徴による分類カテゴリーへの分類(ポスター発表C,研究発表)