対人援助職にとっての自己理解について-心理臨床場面における自己理解の一過程から-
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概要
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対人援助職のひとつである心理臨床家には,スーパービジョンや教育分析等を通して,援助過程を振り返ることが必須のこととして求められる.その過程は,とりもなおさず,自己を理解する過程に他ならないが,厳しく自己と向き合うことは,これも対人援助職のひとつである保育者の養成過程にも通ずることであると考えられる.本稿では,心理臨床場面における自己理解の一過程をふりかえり,援助者自身の自己理解がいかにおこなわれていくのかについての検討することを通して,対人援助職にとっての自己覚知,自己理解について考察を試みた.また,このことを手がかりにして,保育者養成課程における学生に対して,自己理解を促していくための取り組みの可能性を検討した.
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