古文書・典籍を対象とした文字管理システムとその可能性
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概要
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本報告では、1文字を1レコードとして史料内の文字一つひとつにIDを与え、リレーショナルデータベースで管理する方法を示す。各文字に対して丁・行・桁などの文章構造を表現する情報および画像上の座標位置情報を付与することにより、全文検索・史料画像データベースとしての基本的な機能を実現させるとともに、文字を単位としてデータを取り扱うため、どの史料のどこにどのような文字があるのかといった詳細な管理をおこなうことができる。検索結果の表示は、座標をもとに史料画像から切り出した個々の文字画像を一覧表示するだけでなく、史料画像上の検索語に該当する文字へのハイライト表示を実現している。また、文字単位で様々な属性を格納できることから、異体字・訓点の管理などへの応用が可能であることを示す。
- 2008-05-16